開発工程 総合テスト
結合テストの次の工程でおこなわれる総合テストについて説明します。
目次
- 総合テストの目的
- 総合テスト例
総合テストの目的
総合テストは実際の運用を考慮したテストを目的に行います。例えば以下のテストを行います。
繰りまわしテスト
システムにはバッチ(決まった時間に自動で動く処理)を実装します。たいていバッチは、毎日動くものや、営業日のみ動くもの、週末のみ動くもの、月末のみ動くもの、毎月1日のみ動くものなど、バッチの種類によって様々です。繰りまわしテストでは、作成したバッチが意図した時間に動くかどうかを確認します。また、バッチの実行時間が想定した時間内であるかどうかの確認も行います。
障害対応テスト
システムに障害が起きた時に備えて、障害対応手順書を整備しておきます。障害対応テストでは、実際に障害を起こして整備した手順が正しいかどうかの検証を行います。特に障害対応手順は、誰でもできるように詳細に記述しておく必要があります。障害対応中は誰もが慌ててしまうので、慌てないようにするために事前にリハーサルなども行っておきます。
まとめ
- 総合テストは実際の運用を考慮したテストを目的に行う
- 総合テストの種類として、繰りまわしテストや障害対応テストがある。