開発工程 詳細設計
詳細設計では基本設計で決めた、画面の出力、帳票の出力、ファイルの入出力についてどのように実装するのかを決めていきます。ユーザーの目に届かないところの設計であるため、内部設計ともよばれます。
通常1つの処理を実装しようとした場合、方法はたくさんあるものです。例えば、階乗を求める関数を作ることになったとしましょう。プログラミングを経験したことがある人ならわかると思いますが、for文を使って実装するのと、再帰関数を定義して実装するやり方が考えられます。また、数字をソートする関数を実装するとしましょう。アルゴリズムとして、バブルソート、ヒープソート、クイックソートなどがあり、実装の方法はたくさんあります。
このようにたくさん考えられる実装方法から、システムではどのような処理で実装するのかを決めるのが詳細設計(内部設計)となります。この開発工程では、ユーザの業務知識を知っていなくても問題はありません。業務知識を知っていた方がイメージがわくかも知れませんが、この詳細設計の開発工程で求められるのは、プログラミングスキルなど実装するための技術です。
この詳細設計の開発工程の成果物として「詳細設計所」や「フローチャート」が作成されます。
まとめ
詳細設計は、ユーザの目に届かないところの処理の実装方法を決めていく開発工程である。