ユーザー系SEの仕事内容
ユーザー系SEとは、銀行や証券会社などシステムのユーザ企業の情報部門を分社化して設立された企業ではたらくエンジニアのことを言います。ユーザー系SEは他の企業のシステムを作るような外販案件は少なく、ほとんどが内販案件なります。
ユーザー系企業はもともとはユーザ部門であったため、システムの業務ロジックについては詳しいが、技術的なことには詳しくないことが多いです。そのため、仕事のやり方として、システムの要件定義を行ったあと、システムインテグレータに設計・実装を発注し、システムインテグレーターの進捗を管理していることが多いです。
また、システムインテグレーターは契約したことだけしか責任を持たないが、ユーザー系のSEはシステムの全責任を負わなければならなりません。また、ユーザからの問い合わせを直接受けとるので、責任感はどのエンジニアよりも感じれるではないでしょうか。
また、近年はシステムの内製化(システムインテグレータに発注せず、自分たちでシステムを作ること)を目指している企業も多く、今後はユーザー系のシステム部門は技術的なことも理解していかなければならないと考えられます。ユーザー系のSEは、内販だから楽という印象を持たれていることが多いが、実際はそんなことはありません。
まとめ
- ユーザー系SEは業務知識に詳しい必要がある。
- ユーザー系SEは最終的にシステムの責任をもたなければならない。