メーカー系SEの仕事内容
メーカー系SEとは、日立製作所や富士通、IBMなどのメーカーで働くSEのことを言います。ベンダーともいわれます。システムを作るときには、サーバやディスク、ミドルウェアが必要となっていきますが、メーカー系SEはシステムを作るときに自社の製品を提案することができます。自社の製品を使ってシステムを作ることができれば、ハードウェアの売上とシステム開発費で多くの売上を得ることができます。
メーカー系SEは基本的に顧客のシステムを作るのが仕事です。自社のシステムを開発する部隊もありますが、自社のシステムを開発しているメーカー系のSEはほとんどいないでしょう。したがって、メーカー系SEは顧客と一緒にいる時間が長いです。場合によっては、顧客先に常駐することになり、自社にはほとんどいないことが多いでしょう。顧客先に常駐できない場合は、自社に持ち帰り、自社で開発を行います。
顧客のシステムは金融、公共・社会、流通・産業など業界ごとにさまざまです。顧客のシステムを作成する際、クライアントの業務知識を理解しなければなりませんが、メーカー系SEにとってそれがとてもハードルが高いのです。業務に詳しくてシステムに疎い顧客と業務に疎くてシステムに詳しい人同士が会話をして要件にまとめていかなければなりません。したがって、メーカー系SEは要件がまとまってからの工程を任せらることが多く、上流工程はあまり行いません。設計~実装までを担当することが多いため、メーカー系SEはIT技術が求められます。
まとめ
- メーカー系SEは自社製品の売り上げとシステム開発費で利益をあげることができる。
- また、メーカー系SEは要件定義以降のフェーズを担当することが多く、IT技術が求めらる。