SEの開発工程について
SEの開発工程に関する記事をまとめています。
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SEの開発工程は要件定義⇒基本設計⇒詳細設計⇒実装⇒テストと進められていくことが多いです。このようなモデルをウォータフォールモデルと言い、どこの企業でも用いられています。ウォータフォールモデルの特徴として、各工程ごとの最後にしっかりとしたドキュメント(成果物)を作成し、次のフェーズでは前の工程のドキュメントをもとにプロジェクトを進めていきます。たとえば、要件定義のフェーズとして決めたことを「要件定...
ウォータフォールモデルとは全く正反対の開発手法としてアジャイル開発が近年注目されています。成果物に対して、作業スケジュールや工数を見積もるのではなく、ある一定の時間でできるものを優先して段階的にリリースしていきます。アジャイル開発では、要件定義⇒基本設計⇒詳細設計⇒実装⇒テストなどの明確な開発工程は区切られておりません。そのため、各工程ごとのドキュメント(成果物)を作成するわけではないので、アジャ...
システム開発の最初の工程は要件定義となります。基礎検討ともいわれます。要件とはユーザからの要望です。そのユーザからの要望をどのようにシステムに落としていくのかを定義するのが要件定義となります。例えば、銀行のATMを作るプロジェクトがあったとしましょう。銀行員から以下の要望があったとしましょう。預金、引き落とし、残高照会、他の口座への振り込みができるようにしたい。振り込みには108円の手数料をかけた...
要件定義の次の開発工程として、基本設計があります。外部設計ともいわれます。基本設計の開発工程では、作成するシステムに対して何を入力して(INPUT)、何を出力させるか(OUTPUT)を明らかにしていきます。基本設計の開発工程では、INPUTからOUTPUTを出力する際に、システム内でどのように計算させるかまでは明らかにしません。例えば、以下のようなことを決定してきます。どのような画面を作り、その画...
詳細設計では基本設計で決めた、画面の出力、帳票の出力、ファイルの入出力についてどのように実装するのかを決めていきます。ユーザーの目に届かないところの設計であるため、内部設計ともよばれます。通常1つの処理を実装しようとした場合、方法はたくさんあるものです。例えば、階乗を求める関数を作ることになったとしましょう。プログラミングを経験したことがある人ならわかると思いますが、for文を使って実装するのと、...
設計が終わったらいよいよ、ものづくり(製造)となります。製造では何をするのでしょうか?目次製造では実際にモノを作る製造では誰でも分かりやすく作る必要がある製造では実際にモノを作る製造では、設計書通りにものを作っていく工程となります。設計書通りに作るのがポイントです。具体的な作業は環境構築やプログラム開発です。OSやサーバのインストール、パラメータの設定、ネットワークの設定などはSEで実施しますが、...
テスト工程の一番最初に行われる単体テストについて説明します。目次単体テストの目的ホワイトボックステスト境界値、限界値テスト単体テストの目的単体テストはシステムを構成する各モジュールが仕様書通りに動作するかどうか確認するテストである。コーディング不良などの単純なミスをなくすのが目的であり、次のようなテストを行う。ホワイトボックステストプログラムの設計書として、フローチャートを描くことが多い。このとき...
単体テストの次の工程でおこなわれる結合テストについて説明します。目次結合テストの目的結合テスト例結合テストの目的結合テストは各プログラム間のインタフェースに問題がないことを目的とするテストです。システムは複数のモジュールから構成され、各モジュールは入力に対して処理を行い出力を行います。また、別のモジュールはこの出力を入力として別の出力を行います。結合テストでは、このモジュール間の出力と入力の結合(...
結合テストの次の工程でおこなわれる総合テストについて説明します。目次総合テストの目的総合テスト例総合テストの目的総合テストは実際の運用を考慮したテストを目的に行います。例えば以下のテストを行います。繰りまわしテストシステムにはバッチ(決まった時間に自動で動く処理)を実装します。たいていバッチは、毎日動くものや、営業日のみ動くもの、週末のみ動くもの、月末のみ動くもの、毎月1日のみ動くものなど、バッチ...